ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

競合相手は本当に「競合」なのか。手を組むパートナーだ。

先日、ヤフーニュースにこんなニュースが載っていました。

キリン「生茶」が販売終了寸前から再ヒットした理由 (ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

その中に面白いフレーズがあったのでそれについて。

「私見ですが、私は『競合を見てはいけない』と思っています」

 

ふむふむ、これはいったいどういうこと???

 

これは、よく言われる「競合」というのは、「競合」ではない。

その競合と思われているカテゴリー外に競合があるということ。

 

このニュースに書いてあったのは、

仮に小学館であれば、競合と言えば講談社を真っ先に思い浮かべるだろう。だが出版業界の真のライバルは、電車通勤・通学時間や夜寝る前の時間を奪っていった「スマホのゲームや動画」なのではないか? 

 なるほど、なるほど。

 

これは、まさにその通りだと思った。

ライバル(競合)って、どこかで手を組んでいることがある。

日本○○協会として、そのカテゴリー外の「何か」と戦っている。

自動車会社であれば、日本自動車工業会に所属していて、そこでは仲良くやっている。

 

そういう意味では、ライバルって、競合って誰なのだろうかと。

 

競合っていいながら、実はよい仲間だったり、ライバルだったり。

見えないほど遠いところに本当の競合がいたりするわけで。

でも、そんなこと、普段は気付かない。

けれど、こうやって生茶の記事を読んで気付くこともあるわけで。

 

モノの本質、モノゴトの大事なところを見るには、俯瞰的に見る必要がある。

少し遠いところから見る必要がある。

このまま手近なところと戦っていても、その業界が衰退していることに気付かなくなるだろう。

 

茹でガエルの話ではないけれど、あるコミュニティにどっぷりハマると、見えなくなることがたくさんあるから。

どこかにいろいろな何かを求めたくなるのでしょう。

ニュースから、気付くこともあれば、面白い本から気付くこともある。

 

そうやって、気付いたところで、1年たったら、もしかしたら1日経っただけで忘れてしまうかもしれない。

だからこそ、こういったことは反復しながら覚えていかなければいけないのかもしれない。

 

競合の話だけではなく、他にも気付かされることがたくさんありながら。

そこに早く気付いて、それを取り入れたり、かみ砕いたりすることを大切にしながら。

これからの人生の材料にしてければと思うわけです。

 

ただの生茶のニュースからだけど、僕には響くワンフレーズでした。

ブロガーとしての本当の競合は何だろうか。

そういった目線を大事にしながら、次のステップを目指したい。

 

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