ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

落ちるぞ「未経験可」を勘違いするな。

こんばんわ、スズキです。

7月も半分が過ぎました。

今年も折り返し地点を過ぎ、あとは冬に向かっていくだけと信じたい。

まだまだ夏になったばかりじゃないかとの声が聞こえてきそうですが。

 

こんなに暑い日が続くと仕事に行くのも嫌になります。

中には暑くなくても、そろそろ仕事が嫌になり始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

今の職場はどうですか?

「イメージと違った」とか「上司とうまが合わない」とか、少しずつ不満が出てきているころではないでしょうか。
そんな時に頭に浮かぶのは、別の会社にチャレンジしてみようかなって。
 
転職するなら3年は辛抱しろ。
とよく言われますが、それってどうなんでしょうね。
求人誌を見ていると「未経験可」って書いてあるじゃないか。
そうだ、ここならオレでも働けるぞ!!
 
と思った方、それは大きな間違いです。
世の中、そんなに甘くないですよ。
 
 

「未経験可」に隠された秘密

中途採用の面接官をしていました。
もちろん「未経験可」と書いてある求人もあります。
そうすると未経験の人もエントリーしてきます。
 
面接で話を聞くと、多くの方が勘違いをしている。
それを簡単に説明できればと。
 
  1. 「未経験可」は「未経験のみ」というわけではない
  2. 「未経験可」の「経験」とは業務経験のこと
  3. 「未経験可」は簡単では無い

 

 

 「未経験可」は「未経験のみ」というわけではない

「未経験可」と書いてあると、未経験の方からエントリーが多くあります。
特に人気の職種、例えば
  • 土日休み
  • 残業少なめ
  • 事務職

というような職場は、それなりに人気があります。

それに加えて「未経験可」と書いてあるんですよ。

 

応募者の方はこんな風に考えます。

「未経験でもできるなら、わたしでも大丈夫かな」

と。

それでエントリーされるんですよね。

 

ちょっと待ってください。

「未経験可」というのは、「未経験の方でもエントリーできますよ」という意味です。

もちろん「経験者」の方もたくさんエントリーしてきます。

そうすると「未経験」の方は、合格率が下がっていくわけです。

 

 

「未経験可」の「経験」とは業務経験のこと

 「未経験」とは、業務上でその経験が無いとすることが多いです。

事務職の募集だけど、事務経験が無い。

営業職の募集だけど、営業経験が無い。

 

「未経験可」なので、経験が無くてもどんどん応募して頂いてOKなんですけど。

 ここでも勘違いがあります。

「未経験可」=できなくてもOK

という認識の方が多い。

 

例えば事務職の募集だけどPCが使えないとか。

経理の募集だけど、決算書が全く読めないとか。

 

それだと、合格率はぐんと下がります。

確かに「経験がなくてもOK」なんですけど、知識が要らないわけじゃない。

会社で教えてもらえますよね??と聞かれますが、そこまで余裕のある中途採用は皆無です。

基礎的なことは、ご自身で勉強してくださいませ。

ということになります。

 

 

「未経験可」は簡単では無い

 「未経験」=簡単

という考え方はやめましょう。

 

中には単純作業で簡単なものもありますが、実際はそうではありません。

「過去の経験にとらわれず、柔軟な発想で業務に取り組める」ことを望まれていることが多いです。

 

事務職であれば、事務職は当然こなすことができて、プラスアルファで刺激をくれる人が欲しいから「未経験可」だよ。

ということです。

 

 

今の自分ができることを理解しておく

会社で働いて3ヶ月の人、10年選手の人、フリーランスになる人。

それぞれいろんな立場の方がいらっしゃるでしょう。

色んな方が転職活動をされていました。

 

採用が決まる人は、枠を超えた仕事をしている人でした。

特定の業務内ではなく、他部署との連携、他部署の業務をやってみた。

自分から進んで、ちょっと味見してきた程度のことができる人は、採用が決まっていました。

 

できること、知っていることの幅が広い人は転職でも有利です。

ただ言われるがままに働いてきた人よりも、「自分でこんなことをやりました」という人のほうが強いです。

当たり前の話かもしれませんが、それができていない人が多い。

 

事務職の募集には「PCが使えること」と条件に書いてあります。

応募者の中には「先月からPCの勉強しています」という人もいます。

転職サイト、マニュアルにそう書いてあるんですよね。

 

その先の質問をすると、しどろもどろになる。

どんなソフトを使っているのか、どの程度までできるようになったか。

結局マニュアルに頼っても、突破できない壁があるわけです。

 

 

僕個人の勝手なオススメ

 他部署の仕事を味見してみましょう。

誰がどこでどんな仕事をしているかを知っておくことは強みになります。

 

できることは、今からすぐにやりましょう。

パソコンができないとか、ただの言い訳になってしまいます。

 

応募条件を自分勝手に解釈しないようにしましょう。

「未経験可」は、未経験以外の人もたくさんエントリーがあります。

それに太刀打ちできるネタをしっかり用意しないと採用されません。

 

嘘はバレます、メッキは剥がれます。

ある事柄について、3つ程質問したら、本当か嘘か判断できますし、それに悩んだら4つ、5つと質問します。

結局、辻褄が合わなくなるのです。

 

 

転職したいと思うキッカケは人それぞれです。

本当に、この会社辞めてやる、次は成功したい!!と思うなら、ある程度のリサーチと準備が必要です。

甘い言葉に騙されないように、充分にお考えくださいませ。

皆さまのご活躍、心よりお祈り申し上げます。

 

 

20代のリアル転職読本

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