ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

タスポは知ってるけどピデルは知らない

皆さん、タバコ吸いますか?

スズキです。

レストランで、喫茶店でまず聞かれることは「人数」と「禁煙席か喫煙席」かということ。

僕はタバコを吸わないので基本的に禁煙席だが、待ち時間がある程度あるなら喫煙席でもOK。

タバコを吸わないスズキですが「何かの時の為」にタスポは持っています。

例えば先輩のオツカイとかで「タバコ買ってきてくれよー」と言われたときに役に立つかも。

 

 

タスポとは

2008年3月から導入されているタバコ自販機での成人識別ICカード。

タスポを持っていないと、多くのタバコ自販機ではタバコが買えなくなってしまった。

中には免許証などで成人かどうかの判断をしてくれる自販機もあるそうですが、基本的にはタスポが使われます。

 

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 あぁ、若かりしころのボク。

 

 

裏面に気になるワードが

 その裏面です。

タスポの利用案内が書いてあります。

例えば

  • 身分証明書にならない
  • 他人に貸与できない
  • 有効期限より前に更新手続きが必要

などなど、書いてあるんですけどね、そこに気になるワードが。

「ピデル ご利用案内」

って書いてある。

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ピデルって何??初めて聞いた

 何ソレ、ピデルって食えるの??

ここの説明文を見る限り、チャージできる電子マネーの名前みたいなモノ。

詳しくはウィキペディア様が教えてくださるかも。

ピデルPidel)は、2008年3月より社団法人日本たばこ協会が順次導入している成人認証ICカード「taspo(タスポ)」に搭載されているプリペイド式の電子マネーである。

とのこと。

ピデル - Wikipedia

 タバコに専用の電子マネーなんてあったんか!!!と驚く。

タスポのサービス始まって8年くらいになるけどさ、ピデルなんて一度も聞いたことないぞ。

と思ったら、ウィキの下の方にこう書いてある。

2015年2月25日限りでサービス終了した

ガーン(@_@) サービス終了しとった。

一度使ってみたかったのに、新しいモノ好きのスズキとしては。

 

 

結局どれくらいの人が使っていたのか

ピデルを使っていた人は、2013年では4.5万人程度の人。

タスポ会員の約0.4%強だって。

そんなもんか少ないな、そりゃ知らない訳だ。

 

そもそもタスポを使っている人すら怪しい。

どれくらいいるんだろうか。

周りに喫煙者はそんなに多くないけれど、みんなコンビニでタバコ買ってるぞ。

タスポって使われてるんかな。

 

 

導入費用分の効果はあった??

タスポカードの発行手数料やシステムの運営費、1000億くらいはかかっているのではないでしょうか。

そこまでしてタバコを、、、という気持ちもありますが、ブルーのICカードはカッコいいぞ。

デザインも洗練されている気がするんだけどねぇ。

なんせタバコ吸わないから、出番は非常に少ない。

それでも「何かあった時のために」と持っている人もちらほら。

別のことにも使えるといいんだけれどね。

ポイントカードがまとめられるとかね。

 

 

規格が多すぎ、そして消えていく

どちらが良いのかは賛否両論。

ICカードデータをひとまとめにすると、情報の管理ができていないとか、プライバシーが危ういとか。

ビッグデータで監視されちゃうとか言うけれど、Tポイントカードみたいなもんだしな。

 

かといって、別々の管理にしてもらうと、ポイントカードが増えていくばかり。

意識が低いお店だと、個人情報も関係無いくらいザル管理だったりする。

 

いろいろなサービスで便利になるのはいいけれど、その裏でいろんな規格が消えていく。

ピデルを使っていた人には不便な話だが、国民1億2000万人中の4.5万人だったらしょうが無いかも。

タバコなんて嗜好品と言われるし、それが現金で買えるかチャージで買えるかの違いなんて。

しょせんそんなもんだな。

 

家の掃除をしていて、引き出しの奥から出てきたタスポ。

それに「ピデル」という機能が付いているのを知ったのはサービスが終わってからのことであった。

おしまい。

 

JT、財務省、たばこ利権 ~日本最後の巨大利権の闇~ (ワニブックスPLUS新書)

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