こんばんわ、スズキです。
目立って目立って目立ってやろうと思いながらも、具体的な策を打ち出せず苦戦しております。
できないんじゃなくて、やらないだけ ということなんですけどね。
糸井重里氏の話
ちょっと前の朝日新聞のコラムでしょうか。あの、あの糸井重里さんが、こんなことを語っていました。
「糸井重里さん、コピーライターやめました 売れるを語る」
「エルメスにキャッチコピーはないですよね。よいコピーをつくることと、売れるものをつくることは別。よくないものをコピーで売るなんて、やめたほうがいい」
昨日、僕は「自分にキャッチコピーでもつけばいいな」なぁんて言ってたばかりだったので酷く恥ずかしく、まだまだ未熟者だということを痛感したのであります。
売れる自分を作ればいいだけで、それをキャッチコピーで誤魔化してはいけないのです。
なぜこんな当たり前のコトに気が付かなかったんだろうか。
ますます精進していくしかないですね。
有名なドリルの刃の話
例えば皆さんがホームセンターでアルバイトをしているとしよう。
ペットコーナーで、犬や猫の面倒をみるのが仕事です。
ふらっとやってきたお客さんに、「直径が5mmのドリルの刃が欲しい」と言われました。
そのとき、あなたはどうしますか。
- 回答(梅)…私、ペットコーナーの担当なんでわかりません。あっちに工具の人がいるから聞いてみてください。
- 回答(竹)…あちらのほうにありますので、、、、、ここの上の方にあるのがドリルの刃ですよ。
- 回答(松)…案内しますね、木材に穴を開けるなら、このドリルの刃がいいですよ。
この回答には、納得して頂けると思う。
松プランで案内してもらったら、お客様として来店していても気持ちよく「ありがとう」と言えることだろう。
が、有名なドリルの刃の話によると、これではまだまだ足りない。
このアルバイトの人が気付いていない大事なことは何だろうか。
この人が気付いていないこと
この人が気付いていない一番のことは、「お客様はドリルの刃が欲しいわけではない」ということ。
バカじゃねーの、と思ったあなた、そういう感覚であれば、これからはもっと成長します。
お客様が求めているモノは「ドリルの刃」ではなく「5mmの穴」ということです。
本当は穴が欲しい、それを得るための手段としてドリルを使う、ということです。
だから、どんなにドリルの刃の素晴らしさを説明しても、ピンとこないし、共感もしない。
本当に欲しいのは「穴」だから。
その穴で何かをぶらさげる予定であれば、穴を開けなくていいフックをオススメしたほうが共感してもらえる。
相手が本当に望んでいることを、早く察知して対応していかないと、一流にはなれないものだ。
この2つから考えること
みんなは何を求めているのだろう。
その求めている先には何があるのだろう。
そういった一歩も二歩も踏み込んだニーズを汲み取らないと、ここから先は共感してもらえないだろう。
そして、変なキャッチコピーに踊らされることなく「売れる自分」をもっと真剣に考えていく必要がある。
糸井氏の言葉で言うなら「エルメス」の「スズキ」にならないといけないな。
頭の中では色々なモノがリンクし始めています。
これが早く外に出るように、早くアウトプットできるように挑戦していきたいものです。
ではでは。